こんにちは、推しごと調査隊のひろりんです。

このコーナーは、かれこれ20年のキャリアを持つ編集長自らが口にしてきた昼飯を、編集長の思い出と共に巡るランチシリーズ！

巷のはたらきマンの胃袋を支えてきた名店や、丸の内（外）OLと共にしたランチ、編集長個人的な思い入れのあるメニューなど、ざっくばらんに紹介していきます。時には、編集部メンバーを連れて。時には、部署の垣根を越えたメンバーと。

第4回目の今日は、市ヶ谷にある蕎麦屋 手打そば 大川や をご紹介したいと思います。

 

1.タモリさんも立ち寄っていた（らしい）名店

蕎麦の「大川や」さんといえば、あの、タモリさんも「笑っていいとも！」終わりに立ち寄っていたとかいう噂の、著名人ゆかりのエピソードが多いお店。

…なんて言っても、誰に会うことなく多い時は2－3カ月に1度はお邪魔していた同店。「徹夜明けの飯は、ゆで太郎！」だった私も、給料日ぐらいは上質な蕎麦が食べたくて、おろしたての諭吉を握りしめ、幾度となく通ったものだ。もちろん、現実逃避が済めば再び会社に戻る生活だったのだが、そんな時代があったからこそ今の自分がある。

さて、今日は寝る間も惜しんで働いていたあの頃の味を、訪ねてみたい。

 

2.手打そば 大川や で蕎麦に舌鼓

国道302号、靖国通りから2本裏手に入った路地に佇む「手打そば大川や」さん。

いつもなら、靖国神社に参拝後に立ち寄るのだが、今日は梅雨の中休み。私も息子も完全オフ！用事ついでに来店すると、運よく待ち時間なく入店できた。

だいたい、昼時は列ができていることが多いため、ピークタイムを過ぎた頃を見計らい、肩の力を抜いて来店するのが私のルーティンだ。

ちなみに、こちらは創業者の大川さんが信頼するお弟子さんに任せたお店。大川さんご自身は、神楽坂にて新たに「大川や」をオープンされているんだとか。

 

4人掛けのテーブル席に、カップルと相席させてもらって、駆けつけに、1カ月がんばって働いたご褒美をいただく。

ッ……ぷはぁ！！！！！

日頃の鬱憤も疲労も吹き飛ぶ、至極の一杯。疲れ切った身体にドクドク流れ込む琥珀色の液体は、ビジネスマンのガソリン。軽率に生きててよかた。

 

もう一杯、注文しようかどうかと悩んでいるうちに、行儀よく盛られた蕎麦が届く。

こちら、大海老天ぷらそば。

蕎麦と天ぷらは元来、相性が良い。蕎麦粉の香りはあるものの、さっぱりとした味わいの蕎麦と、油を含んだ食材たち。互いの味わいを引き立て合うこともそうだが、どちらもつゆにつけて食べる。オペレーション的に、お店側も準備しやすい利点があるのだろう。

（あ、海老から食べちゃった…）

 

「蕎麦屋さんに来てるんだから、まずは蕎麦からじゃない？」息子にたしなめられる、私。

 

おっしゃる通り。

それでは、わさびをちょっとつけてお蕎麦をいただいてみましょうか。

「これこれ、本物って感じー！」

太郎に慣れ切った舌が、蕎麦の風味を感知して、涙（でも、たぶん、わさびの仕業なの）。

 

久しぶりに口にする、大川やさんの蕎麦。ウマいわ。全然ちゃうわー。噛むほどに、僅かにザラザラする蕎麦粉の食感、コシもあって、ようやく懐かしさ、到来。

穴子天ぷらそばという、渋めなチョイスをした息子。

「骨揚げにしちゃ、オシャレすぎるよ…。でも、まずは穴子、本体だよね？」

「うまぁ！！その辺の白身魚じゃない味がするー！」

 

当たり前だ。その辺の白身魚と同じ味がしたんじゃ困る。

というか、彼も穴子天から食べているのは気のせいか？目を引くものから手を付けてしまう…親子そろって、単純か！

 

最後に、蕎麦湯で〆ていく。

こちらの蕎麦湯は、白濁していて、とろとろ。ほんのり、蕎麦の風味が残っており、七味をかけてもおいしい。お店によって蕎麦湯の感じもさまざまだが、やっぱりこのぐらい蕎麦粉感があった方がそれっぽくて好みだ。

すっかり飲み干して…

「ごちそうさまでした！」

 

3.まとめ

今日は、プロや食通も通う蕎麦屋さんにて、おいしい天ぷらと共に蕎麦を堪能した。実は、お店に通っていた当時はまだ小さかった息子。大きくなったらいつか連れてきたいと思っていた、私の“働きすぎマン”時代の給料日の味（笑）は、食べ盛りには少し物足りなかったかもしれない。

あと数年もすれば、彼と酒を酌み交わす日が来るだろう。その時には、またここで、初夏の陽気のビールもアリだな、なんてね。

今回ご紹介したお店のインスタグラムはこちらから。

 

 

以上【今日の昼飯どこ行く？編集長おすすめランチ シリーズ ＠手打そば 大川や（市ヶ谷）】と題して千代田区にある蕎麦屋さんにお邪魔しました。蕎麦だけでなく、一品料理も大変おいしいお店なので、接待などにもおすすめ！ちょっと良いお蕎麦が食べたい方はぜひ、お店に足を運んでいただきたいと思います。

 

こんな記事、読んでないで ＃仕事しろ
推しごと講座はまた、次回。お楽しみに！

おしまい