【バンダダランカ】の激辛カレーで食欲爆上がりしてまった
推しごと講座
こんにちは、推しごと調査隊のひろりんです。
今年もいよいよ、暑い暑い夏がやってきますね。
仕事も忙しいし、夏バテ気味で食欲がわかない…
冷たい物ばかり食べて、栄養が偏りがち…
そんな時、無性に辛い料理が食べたくなりませんか?
今日は【暑い夏を乗り切ろう☆食欲爆上がり!激辛スリランカカレー】をご紹介します。スリランカカレーは油分少なめ&野菜たっぷりで、栄養補給にも最適ですよ。
1.暑い日に辛い食べ物を食べたくなるのはなぜ?
皆さんは「辛さ」が痛覚、温覚が反応する生理現象であるとご存知だろうか。
ノーベル生理学・医学賞の受賞テーマ『舌の奥深くにある辛みセンサー「TRPV1(トリップ・ブイワン)」の発見』で、辛味に反応する遺伝子がセ氏43度以上の高温にも反応すると突き止められたのは2021年と、つい最近のこと。
通常、人間の味覚は舌の表面の味蕾(みらい)という器官で感じる。対して「辛さ」は舌の奥にひそむ三叉神経を経由して脳に情報が伝達され「痛み」として認識される。つまり「甘味(甘い)」「苦味(苦い)」「塩味(塩からい、しょっぱい)」「酸味(酸っぱい)」「うま味」で構成される味覚に対して「辛さ」は「痛み」なのである。
では、人間が痛みにつながる辛い料理を好むのはなぜだろうか。
私たちの脳はTRPV1を経由し受け取った刺激を“体が負傷した”と認識し、β-エンドルフィンという神経伝達物質を分泌して痛みを緩和しようとする。このβ-エンドルフィンは、間接的に脳に快感を与える作用があり、同じ経験を繰り返すことで次第にその刺激を好ましいものとして認識するようになる。また、β-エンドルフィンは油分や甘味を含む食材を摂取した際にも分泌され「おいしい」快感をもたらす。つまり、調味料として使われる唐辛子は、本能的に、おいしさと痛みの相乗効果で“辛い料理がクセになってしまう”ようにできているのだ。
また、痛覚と温覚が作用することから「辛さ」が苦手な人は、冷たい飲料で口内を冷却したり、熱い料理は冷まして食べたりすると良い。インド料理店で定番のラッシーは、口内を冷やすと同時に舌に付着した脂溶性のカプサイシンを溶かして取り除く作用があり、理に適った知恵と考えられる。
最後に、本題である「暑い日に辛い料理を食べたくなるのはなぜ」か?
答えは、発汗作用と食欲増進効果にある。辛い食べ物で身体が温まりアドレナリンが分泌されると、体内にこもった熱が汗と共に放出され、一時的に清涼感や爽快感を得られる。また、辛味成分は消化器官の粘膜を刺激し、唾液や消化液が多く出ることで食欲増進につながる。他にも、新陳代謝を活発にし、老廃物の排出を促すことから疲労回復効果もある。日本に限らず、インドやタイ、スリランカなど東南アジアの暑い国で唐辛子を使った辛い料理が多いのはこうした理由だ。
ちなみに、英語で「辛さ」「熱さ」を表す単語はいずれも「hot」。「辛さ」という一見、味覚に属しそうな感覚と温度や痛みの関係は、いずれも人間の生理現象からくるものなのである。
2.バンダラランカ(スリランカ料理)のカレーが辛すぎた!
好きな辛い料理として必ずといっていいほどランキング上位にノミネートされるカレー。
今日ご紹介するのは、新宿区大京町にあるカレーやベジタリアン向けの料理とデザートが楽しめるバンダラランカ。
遠い噂でこちらのカレーは辛いとの情報が…!!毎年、夏バテ気味の編集部メンバーにぴったりのカレーだ。
お店は、新宿御苑や神宮外苑を背にアートの複合施設として誕生したアートコンプレックスセンターの1階カフェ空間にある。閑静な住宅街の中に突如現れたレトロな建造物。
「本当にこんなところにお店が?」
と、門をくぐると、早い時間にもかかわらずランチの行列ができていた。
行列に並ぶ時間がもったいないので、今日はテイクアウトで!
入口に向かうと、店主のバンダラさんがお出迎えしてくれる。
建物内は、池の鯉や絵画の展示物など眺めながら食事ができるので余裕があれば店内飲食をおすすめしたい。食後のセイロンティー(スリランカの紅茶)が、お代わりの度に違う種類で美味しいらしい。
コロナ以前、ビュッフェスタイルだった名残で、テイクアウトも店内飲食もいずれもシェフが盛り付けてくれるシステムになっている。
さて、こうして10分ほど待ち、テイクアウトしてきたカレーがこちら。
パパダムは別途ラップにくるまれているが、日本人的ピッチリ感はないので乱暴に持ち運びしないよう注意。
やはり、スリランカカレーは彩りが鮮やかで、見ているだけで食欲と元気が出るなあ。付属のパパダムを店内飲食風にお皿の真ん中に突き刺し、いただきまーす。
食べる時にはパリパリ割って、汁気を吸わないうちに具材と混ぜて食べちゃいましょう。
こちらが大根のスパイス炒め。
鰹節に似たモルディブフィッシュが使われているんだとか。
和風だしで、なんだか日本の煮物みたいな風味~♪と油断して頬張っていると、スパイスの辛さが急激に押し寄せてきて悶絶。なんでもいいから冷たいモノで冷却必須!
一度手放したスプーンと気を持ち直し、辛くないゾーンを探し当て混ぜて食べるように方針転換(汗)。
例えば、このネギはクリーム煮のような具材はマイルドな味付け。人参もココナッツ風味でほんのり甘い。
これらを合わせて食べれば、大根のピリ辛もなんとかいける!
そして、これがスパイス効果だろうか?
辛いのに、痛いのに、暑いのに、食べるほどに食欲が増していく!!
黄色い色合いにちょっとビビるも、レンズ豆のカレーは辛さゼロ。この辺りも一緒に食べるべし。
続いて、ザーサイのようなややコリコリとした食感のある炒め物はスパイス系の辛さではなく、塩辛い味付けで薄味のケールのココナッツ炒めと相性抜群。人参や、先ほどのレンズ豆のカレーとも合うかもしれない。
続いてチキン。
うん、スパイスが効いて美味し…
いや、辛ぁぁーッ!
しばし悶絶…。
まさか、伏兵がここに居たとは!!
水をがぶ飲みするも、なかなか落ち着かないほどに辛い。
もしかすると、チキンが1番辛いのではないか?
お肉の繊維の隙間という隙間にスパイスがひそんでいて、大根のようにジュワーっと水分が出て辛さを緩和してくれるようなサポートがない。
ここは、カボチャのクリーム煮で舌にまとわりついたスパイスをはがしながら食すのが良いだろう。
具材で見えなかったご飯は、スリランカ産赤米とイエローライスの二種で構成されていて、パラパラで細身のバスマティライスやジャスミンライスなどのインディカ米より、日本のお米に近い食感。ご飯自体は味付けという味がなくホッとする。
こちらのカレーは、すべて混ぜて食べるのではなく、2、3種類の具材とご飯を一緒に味わうのが店主バンダラさんおすすめの食べ方とのこと。
初夏の陽気、クーラーの効いた部屋で扇風機も準備の上、冷たい飲料(可能であればラッシーのようなヨーグルト飲料)を片手に食していただければと思う。
3.総評
今日は【暑い夏を乗り切ろう☆食欲爆上がり!激辛スリランカカレー】と題して、新宿にあるスリランカ料理店にお邪魔してきました。
店主のスリランカ人、バンダラさんは2002年来日。日本語学校で日本語を、ホテルスクールにてホスピタリティを習得し、都内のラグジュアリーホテルに勤務したのち2018年にバンダラランカをオープンしたそうです。
バンダラさんの接客はまさに一流ホテルマン!今回はテイクアウトメニューをご紹介しましたが、仕事で疲れてしまった心身を癒すにも、暑い夏を乗り切るにも、心地良い時間が流れる店内での食事をおすすめしたいところです。
今回ご紹介したお店の情報はこちらから。
Sri Lankan Cuisine & Ceylon Tea
160-001
東京都新宿区大京町12-9
月曜日 第2、第4火曜日
LUNCH 11:00-14:30(L.O.14:00)
DINNER 17:00-21:30(L.O.21:00)
※12歳以下のお子様のご利用はご遠慮いただいております
03-6883-9607
東京メトロ四谷三丁目駅より徒歩8分
JR千駄ヶ谷駅より徒歩12分
以上【暑い夏を乗り切ろう☆食欲爆上がり!激辛スリランカカレー】をお届けしました。
食欲が減退する夏。しかし、ビジネスマンたるもの暑さに負けるわけにはいきません!たくさん食べて精力をつけ、元気に酷暑を乗り切るのです!
それではまた、お会いいたしましょう!!
こんな記事、読んでないで #仕事しろ
推しごと講座はまた、次回。お楽しみに!
おしまい