無料でいいの?【道の駅の水族館】さかなクンに会いたくて@千葉 館山
推しごと講座

こんにちは、推しごと調査隊のひろりんです。

今日は仕事詰めの皆さまに贈る、リフレッシュの旅「そうだ千葉に行こう」をお届けします。
東京から車で約110分。道の駅にある水族館に行ってきたので、現地に行けない人は記事を最後まで読んで癒されてねー!

 

 

1.推し活とは?

例えば、二宮氏(45)ちいかわ推し。

家でも会社でも、ちいかわグッズを随所に忍ばせ、ちいかわを推している。

この万年、整理整頓とは無縁のオブジェたちの隙間に、ちいかわを散りばめることで「不意に遭遇する憧れのあの娘」という妄想が叶う配置にしているらしい……。

ある日、彼は「ちいかわ×GU」のコラボグッズが発売されるという情報から、同じく、ちいかわ推しの女子と会社から最短最速で行けるGUショップをリサーチし、昼休みダッシュする計画を立てていた。

彼らによれば「Googleによる最短ルートをあてにせず、各ショップにたどり着くまでの信号機の数、階段の多さ、店舗の規模感までリサーチする」のが大切とのこと。

このように、他人にとってはネズミかクマか定かでないようなキャラクターを愛でたり応援したりする活動を「推し活」という。
ちなみに推し活で「推し」となる対象は、自分が好きで応援するものすべてが対象である。

推し活で得られるものとして具体的に
・仕事や勉強などのモチベーションアップにつながる
・心身ともに癒され、楽しみができ、人生が豊かになる
・共通の推しがいることで会話が増え、コミュニケーション力が上がる

ことが挙げられる。

つまり「推し活」とは、社会人としての自覚や責任感、自立心が芽生える活動なのである(当社調べ)。

 

2.みんな大好き、さかなクン

まずは、本日の“推し”をご紹介。

 

さかなクン(国立大学法人 東京海洋大学名誉博士/客員教授)
東京都葛飾区生まれ/神奈川県綾瀬市育ち/千葉県館山市在住
公式HP http://www.sakanakun.com/
公式YouTube https://www.youtube.com/@sakanakun


引用 http://www.sakanakun.com/profile/

皆さんは、魚のスペシャリストさかなクンをギョ存知だろうか。

メディア出演もしながら、講演活動や環境CRS活動など精力的にこなすギョ類学者である彼は、現在、館山市に居を構えYouTube活動もおこなっている。漁師さんから引き受け自宅で飼っている魚は約80種300匹ほど(2020年10月時点)。この「フィッシュハウス」では、魚同士の相性や性格、役割をみて水槽を移動させたり、具合の悪そうな魚を薬で治療したりしているそうだ。

推しとしては、こちらにお邪魔するのが本望なのだが、編集部などメダカ以下のご興味と推察するため大変僭越なので今回は、さかなクンが暮らす千葉県館山市に向かうことにした。

 

3.そうだ千葉に行こう【道の駅併設のプチ水族館】

館山市といえば、チーバくんの足首前側、ちょうど前距腓靭帯にある海と山里の街。

引用 https://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/miryoku/chi-ba-kun/profile.html

「南総里見八犬伝」で有名な里見氏の居城跡を整備した城山や、神武天皇が初代の天皇として御即位になられた皇紀元年、今から2670年以上も前に創始したという安房神社と並ぶ人気観光スポットが、今日ご紹介する「“渚の駅”たてやま」。

【みなとオアシス“渚の駅”たてやま(館山市立博物館分館)】外観

こちらは館山湾が一望できる展望デッキやミニ水族館「海辺の広場」など、館山の豊かな自然を体験できるほか、海洋民俗をテーマとした渚の博物館や、さかなクンギャラリー、客船ターミナル、レストラン、野菜の直売所があり子どもから大人までのんびり楽しめる海辺の施設。
レンタサイクルをして、桟橋形式としては日本一長い桟橋の「館山夕陽桟橋」を渡るのもおすすめ。

“渚の駅”たてやま
住所 千葉県館山市館山1564-1
電話 0470-22-3606
駐車場 普通車91台/身障者用スペース4台/大型バス4台※バス・タクシーターミナルあり
利用時間 9:00~16:45※その他、施設の諸事情により利用時間を変更する場合がございます。
休館日 [渚の博物館] 年末年始、毎月最終月曜日(祝祭日の場合は翌日が休館日)
[海辺の広場] 年末年始、毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日が休館日)
※休館日でも駐車場・外部トイレ・展望デッキはご利用できます。
※その他、施設の諸事情により休館日を変更する場合がございます。
(館山市観光協会 https://tateyamacity.com/archives/10505 より引用 2024年3月時点)

 

【みなとオアシス“渚の駅” たてやま(海辺の広場)】入口

海辺の広場と名付けられたこちらのミニ水族館。なんと【入場料無料】という、庶民のお財布に優しすぎる料金設定。

さっそくお出迎えしてくれた推しの、さかなクン。推し界では有名すぎる話だけど、さかなクン当時小学2年生はタコが好きで、魚屋さんにタコを見に行ったところ茹ダコしかなく、本物のタコを見るために水族館や海に通い始めたらしい。

初めて飼ったペットはタコ。※ただし即死
フグたちの中に、タコ!さかなクンの右腕に吸い付くタコ!さすが、タコ愛を感じるイラストのタペストリー(縦2.4m、横1.2m)によるお出迎え。

そして、イルカの耳骨とイラストの数々。

イルカの耳骨なんて初めて見たけど、死後、歯と並んで最も硬い耳骨だけが化石となって館山の海岸に打ち上げられることから、不思議なパワーアイテムといわれているんだって。
白黒のイラストなのに、お魚の形状や柄を描き分けていて、細かい描写もスゴい。たぶん、水槽で泳いでるのを見ても、この子たちは見分けられない!!

【みなとオアシス“渚の駅” たてやま(海辺の広場)】室内

引用 https://hanaumikaidou.com/archives/4051

室内中央にある、潮の干満を再現した磯場の水槽。うーん、大きさは温泉の大浴場ぐらい。

水槽の縁(へり)がガラス張りになっていて、そこからも水槽の中が見渡せる構造。


引用 https://hanaumikaidou.com/archives/4051

さらに水槽の淵に小さな水槽が設置されていて、これらの水槽をたどっていくと、奥の部屋につながっているという間取り。

 

さっそく水中を覗いてみよう!

この大きな水槽の中でさまざまな種類の魚が泳いでいる(はず)なのに、うまく写真が撮れない(泣)。おおよそピンボケしまくった写真の中で、かろうじて綺麗に撮れていた写真がこちら。

えーっと……

君の名は?

 

【みなとオアシス“渚の駅” たてやま(海辺の広場)】水槽

続いて、水槽や室内の各所に設置された、おさかなクンのイラストによる簡易お魚図鑑をどうぞ。

隣のタコノマクラちゃんのタコのイラストが可愛すぎやしないか!? と思いながらも、まずは、おさかなクンのトレードマーク、ハコフグちゃんとご対面。残念ながら、オスのハコフグちゃんは不在につき、メスのハコフグちゃん。

ねえ…

こっち向いて?

こっち……

向いてってばああああああ!!

格闘してる間に、あっち側のオジサンがどこか行ってしまった(汗)。

写真が撮れない問題、再び。続いてカサゴちゃんの水槽へ。

カサゴと聞くと、釣り好きとしては食べたくなっちゃうお魚さん。

さすが、水族館で飼われてるだけあって、いつも見てるカサゴより気品と威厳を感じる。釣り人がオニカサゴと呼ぶ魚の正式名称は、イズカサゴなんだって。イズカサゴちゃんは、イラストがなく写真だったので割愛。

そして隣の水槽でおとなしく沈んでいる、あなたは誰?

続いて、フグたちの水槽へ。

コンゴウフグちゃんは目の上に2本の角(トゲ)、腹部に1本のトゲが生えていることが特徴。しかし、この子も俊敏で全然、カメラ目線をくれない…。これは絶対、見てほしい!

悔しいから有料素材からコンゴウフグちゃんお借りしてきました。なにこの角!可愛くない?!

ついでに、水槽で見当たらなかったオスのハコフグちゃんの写真もあったので、ぜひご覧あれ。

さかなクンの被り物、いや、本体のハコフグちゃんはオスとメスで全然色味が違う!そして、さっきはうまく撮れなかったのでわかりにくかったけど、本当に箱の形してるー!英名はboxfishというらしい。納得。

フグたちは全般ボーっとしてそうな顔をしている(笑)ちなみに、進化の過程で長く周囲に外敵がいない状況が続くと、生物は本来の能力を捨てることがあるそう。例えば飛ぶことを辞めたヤンバルクイナも然り。フグも、テトロドトキシンという猛毒を持つことから、捕食されることがなくなり、砂地では砂底で休憩しているらしい。
サザナミフグちゃんも、ある日それに気づいたんだね? 呑気にぷかぷか浮いている様は、まるで「泳ぐのめんどくせぇ~」と言ってるようだ。

こうして、かろうじて魚類の写真を撮りおさめたところで、物静かなイセエビちゃんと出会う。なんだか、勇ましい。でも実は、お口にせっせと食べ物を運んでいるのね。手元だけがずっと、せかせか動いている……。

逆に君は一歩たりとも動かない。たぶん、動く魚たちを見てきた人が、ここにきて微動だにしないイセエビちゃんに会って、水槽を叩いちゃうんだろうなー。

落ち着け、キッズと私。

それにしても、ずーっと見てても、胸から上しか見えないあなた、証明写真か何かのつもり?

さて、ぐるりと水槽を見て回った後は、奥の部屋に進む。そこにはちょっとしたミュージアムが!

館山ふるさと大使第1号である、さかなクンが名誉駅長に就任し、ちょっと影が薄くなっている感じもするけど、こちらの方が館長さんだったはず(失礼)。うろ覚えですみません。

写真が遠すぎ。人の判別がつかない(失礼)。名前もわからない(失礼)。

今日は生憎の天気につき、館山夕陽桟橋や展望デッキに出たかったものの断念。午後は毎食、必ずお魚を食べるというおさかなクンに倣って、グルメ旅に変更―!

そうして、私は肝心の「さかなクンギャラリー&ショップ」には、行きそびれたのであった……。

 

いかがでしたか。
「そうだ千葉に行こう」今回は推し活の一環として、さかなクンの住む千葉県館山市へ行ってきました。
千葉の道の駅にはいくつか立ち寄ったものの「“渚の駅”たてやま」は、老若男女問わず楽しめる観光スポット。お忙しい合間のお休みにでも、出張を口実にでも、ぜひ、ゆっくりギョ覧ください!


こんな記事、読んでないで  #仕事しろ

推しごと講座はまた、次回。お楽しみに!

おしまい