【料理初心者が餃子を作ってみたら】
はたらくお父さんシリーズ
何を隠そう、我が編集部の編集長である。
女性の社会進出が当たり前となった今、男性だけが外で働き、女性だけが家を守るといった昭和の価値観はとうに過去のもの。女性が社会に進出するならば、男性も家庭へ進出する必要があるのではと編集長自らが、まずは料理にチャレンジすることに!
━果たして、上げ膳据え膳な生活にどっぷり漬かり切った彼が作る料理とは?
「はたらくお父さん CASE2餃子作りに挑戦する!」スタート!
1.仕込み
今日、作る料理は餃子!
前回のカレー作りが好評で、完全に調子に乗っている、オレ。調子に乗ったついでに、最近、YouTubeの魚を捌く動画にもハマってしまい、包丁を購入してしまった。
キラーン☆
この包丁で、私がハマっている動画が「気まぐれクック」だとわかる人は、きっと同士だと思われる。見ているうちに欲しくなり、ついネットでポチってしまった。
この包丁で、いつか魚を捌くぞー!!!
と燃えたぎる料理への思いを胸に、早速、餃子の準備に入って行こう。
※SUMIKAMAの霞KASUMI チタンコーティングは、こちらで購入できるのでご興味のある方はどうぞ(笑)
実は、なぜ、第2回に餃子を挙げたのかというと、色々あって中国人の?いや、中華料理は?いや、お義父さんが……。ま、色々あったのよ(察してください)。なので、餃子づくりには、多少のたしなみがある。
材料は、白菜が安かったので葉物担当は白菜で。あとは味変で、プレーンタイプと、紫蘇風味とセロリ風味と3パターン作ろうかと。どのぐらい作るかは決めてないが、餃子のタネが余るか、餃子の皮が余るかのいずれかなので、余った場合は、それぞれ別料理に展開してみようなどと考えている。
材料
・白菜 適量
・ひき肉 適量
・紫蘇(味変用)適量
・セロリ(味変用) 適量
・にんにく・しょうが 適量
・ごま油 適量
・塩・胡椒・醤油 適量
・たまご 1個ぐらい
・餃子の皮 60枚ぐらい
材料はぜんぶ適量。適当ではなく適量!たまたま、スーパーの見切り品コーナーでスダチを見つけたので餃子用に確保しておいた。
餃子の皮は、実家の母曰く「成城石井の皮が1番おいしい」とのことで、30枚入りを2つ用意しておいた。
カメラマンは再び、息子を召集し、準備完了。
今日こそ手際よく、時間内に作ってしまうことを目標に…
さばいていくぅッ!
2.調理開始
今日の目標は、時間内に料理を終えること。
タネづくりは適当にやるとして、包むのにはどうしても時間がかかってしまうので19時に「いただきます」をするために、今日は17時半から調理を開始した。
まずは、白菜をカットしていく。
こんな時に、ブンブンチョッパーがあれば、早いんだろうなー。
あ…。
包丁じゃなくて、便利グッズを揃える方が先だったかも!
てへぺろする父を横目に、塩を持ってきた息子。
「母に仕込まれて、ボクも餃子ならちょっとわかるんだよね。白菜、塩かけておくよ?」
白菜の水分を抜くと同時に下味をつける、塩。彼の母だったら我々の知らない新種の塩をかけたことだろう。そういえば、昔、塩だけで10種類近くストックされていたことを思い出す。こわっ
白菜の、ただの塩化ナトリウム揉み作業を息子に任せ、にんにく、しょうが、味変用の紫蘇、セロリを刻んでいく。にんにくは多めに入れてパンチを効かせよう。
あとは、これらと白菜、ひき肉を合わせ、下味をつけたら、包みの作業だ!白菜はザルの上で塩漬け……
には、なってない!
「あのさ、ボウルじゃ水は切れないよね?」
今度は息子がてへぺろする番。
自らの水分に漬かる白菜は、最近、美容家気取りのMEGUMIが好きな “美容パックをして水分を浸透させたのに、パックを外しそびれて再び肌から水分が抜けてしまう現象” の反対だ。
ま、大してうまい表現が思いつかないので、次の工程へ向かおう。
白菜の水分を切り、刻んだにんにくや、豚ひき肉も入れて、混ぜ混ぜ……
「父!!それ、味変用に刻んだ紫蘇とセロリ、一緒に入れちゃってるよ!?」
うなだれる父と息子。
まあ、でも、紫蘇もセロリも同時に楽しめるならいいじゃない。料理も仕事も、いかにリカバリーするかが大事(リカバリーじゃなくて、ただのプラス思考じゃんw)!!
つなぎの卵を割って、よく練っていく。
適当に、ごま油と醤油で味付けをして、下準備完了!
現在、18時。
なかなか良いタイムじゃない?
では、これより、包み作業に入る。
最も緊張する、1個目。これから作る残りの59個を想像して、できる限り、均等にタネを配分していかねばならない。
クセで手を洗ってしまったが、ここでは手袋の交換が必要だった。
餃子の皮が水分破れないように、そっと&さっとひだを整えて…
できたー!
イイ感じじゃん?
残るは息子も手伝って、15分強で包み終えた。しかも、考えずに包んでいって、皮もタネも余すことなくピッタリ60個の餃子ができた。まさかのファインプレー!
おまけに、現在の時刻は18時15分。19時の「いただきます」まで、めちゃめちゃ時間あるー!!
急ぎ、お湯を沸かす。
沸騰した鍋に、餃子を入れていく。
我が家は、アレがアレなので、水餃子でも食べるのは割とスタンダード。
熱っちぃー!!!!
100℃の真上でスタンバイするの熱いから、一刻も早く撮って?
浮き上がってきたらお湯を張ったお皿へ。
餃子同士がくっつかないが優先。箸でつついて餃子のうま味がお湯に溶け出してしまうケアレスミスは、油分が切れたと思うことにしている我が家。
スダチも添えて、できあがり。
続いて、焼き餃子へ。
流れ的に水餃子も作るけど、焼き餃子の方が好きな私と息子。当時、焼き餃子の方が好きだなんて言えなかったから、今、声を大にして言おう。
「餃子は、断然、焼き餃子だよね!」
油を引いたフライパンに餃子を並べていく。量もあるし、お店のやつ、やるかー!
ぐるっと並べて火を通し…
お湯を注いで再び蓋をしめる。
水分を飛ばしましょう。
水分が飛んだら仕上げに、ごま油を回しかけ…
ちょうどいいお皿を被せて…
ハイッ!!
良い焼き加減!おいしそうー!!
ただいまの時刻、18時50分。
餃子を茹でたり焼いたりしている間に、ちょこちょこと洗い物も済ませ、無事に時間通りにフィニッシュした。
やったね!!
3.完成
本日の餃子は、白菜×紫蘇×セロリ餃子。味については当初の予定とは変わってしまったが、おかげでいつもの時間に夕食を迎えられた。
スダチを絞って、いただきます!!
うまーい!
味付けもバッチリ。ニンニクやしょうが、紫蘇やセロリが効いたジューシーな餃子だ!!
今日は、反省という反省は特にない。多少のハプニングはあったものの、前回より余裕を持った時間配分で、洗い物まで済ませることができた。
すると、柚子胡椒を取りに行った妻がキッチンから戻って来た。
「ねえ。気まぐれ包丁、洗い物に出てなかったけど…あれ、使ったの?」
冒頭あんなに自慢したのに、使うのすっかり忘れてた(笑)
次回こそ、何かしらの魚を…
さばいていくぅッ!