【手打蕎麦渡邊】で定年後のセカンドライフを考えました
推しごと講座
こんにちは、推しごと調査隊のひろりんです。
皆さんは
定年退職を意識したことがありますか?
その後の仕事や趣味について考えたことは?
私たちの定年、引退は何十年後…。でも、今や終身雇用、定年退職を「普通」とする価値観は過去のものとなり、働き方、生き方はそれぞれの個性や考え方に委ねられる時代となってきました。
人々のセカンドライフに注目し、新しい生き方を提案するドキュメンタリー番組「人生の楽園」が示してくれるように、自分自身のセカンドライフについて、現役のビジネスマン諸兄こそ早いうちから真剣に考える時代が来たのかもしれません。
今日はそうした視点から、西新宿にある蕎麦屋さんをご紹介したいと思います。
1.人生を楽園に!セカンドライフを考える
憧れの田舎へのIターン
愛する故郷へのUターン
50歳を過ぎてからの新たな挑戦…。
“自分にとっての人生の楽園”を見つけ、
充実した第二の人生を歩む人たちの暮らしぶりを
美しい風景や美味しい食べ物などと共に紹介
…する番組「人生の楽園」(番組概要一部抜粋)。
土曜日の夕刻、つけっぱなしのテレビから流れてくる、呑気とも朗らかともいえる優しい音楽。楽園の案内人が、豊かなセカンドライフを送る人々を紹介している。
今や、IターンやUターンは若者だけのものではない。第二の人生を新たな趣味に費やしたいお年頃の人々が、自然豊かな地方に居を構えようとするのは理に適っている。ただし、定年後のIターンやUターンには、メリットもデメリットも同じぐらい存在する。老後の地方移住を成功させるためには「十分な老後資金の確保」「家族やパートナーとの話し合い」「移住先の生活環境など入念な調査」「移住先での人間関係の構築」が重要だ。最近では、移住支援が充実しており、各自治体による都市部での相談会や体験移住ができる自治体もある。
こうした現実はさておき、番組では、蕎麦屋を営む夫婦の様子が幾度となく紹介されている。
そういえば、定年退職後のセカンドライフの趣味、職業として、蕎麦打ちが人気なのはなぜだろうか。
特に男性は蕎麦打ちにハマりやすい性分らしく、職人感が出やすいことが人気の理由とされている。調理経験が少ない彼らにとって熟練技が求められる蕎麦打ちは、むしろ“伸びしろ”。腕を磨くという姿勢のカッコよさ、やり込み甲斐が男心をくすぐるようだ。
今日は、セカンドライフを見据えて活動中の私たちが、蕎麦打ちを眺めながら食事ができる「手打蕎麦渡邊」にお邪魔してきた。
2.「手打蕎麦渡邊」にて、蕎麦打ちを鑑賞する
こちらは創業から40年以上、蕎麦畑からこだわった伝統の味を提供し続けている西新宿の人気店「手打蕎麦渡邊」。場所柄、お昼時はスーツ姿のビジネスマンで賑わう。
店内は入口傍の生け花が飾られた大きなテーブルと、奥に4人掛けのテーブルが続いている。
花番さんたちは、活気がありとても親切。
忙しい時間帯にもかかわらず「蕎麦打ちが見たい!」と伝えると、改めて蕎麦打ち部屋の前の席を確保してくれた。
ガラス戸の桟や棚に溜まった粉から職人さんの手間や苦労が偲ばれる。
入店時には粉を軽量していた職人さんが、私たちが注文した料理を受け取った頃には蕎麦を打ち始めていた。
こね鉢の中で練りに練られた蕎麦の団子が、手と綿棒で少しずつ延ばされていく。
水切りするかのごとく、打ち粉(花粉)が振られ粉塵が舞う。
打ち粉は、蕎麦を延ばしたり切ったりするときに使うが、茹でればそば湯に溶け出して、でんぷん質のとろみの素になるものだ。職人さんの目、鼻、口を犠牲にしながら、美味しい蕎麦ができあがることを目の当たりにする。
手の感覚だけで薄く延ばされた蕎麦は、反物のように巻き取られ、いよいよ切られるのを待つばかりに…。
準備が整ったようだ。1枚になっていた蕎麦が数枚に分けられまな板に置かれる。打ち粉もこの辺りで元の桶へ。
職人によるカットが始まった。
「これこれ、これが見たかったの!」
こま板と蕎麦包丁が小刻みに動く様は、精密なロボットの作業を見ているかのよう!
こうして見事切り分けられたお蕎麦は、さまざまなセットになりお客さまの元へ届けられる。
私たちが食したのは、天ざるそばと鴨せいろ。
暑い時期に、つるりとイケちゃう蕎麦って、イイよね!!
てんぷらはサクサク!
蕎麦を食べるとき、天ぷらをも一緒に食べたくなっちゃうのはどうしてだろう…。シンプルな蕎麦の味わいと天ぷらの油分や塩気が絶妙にマッチする!
鴨せいろのつゆは、醤油強めの味付け。でも、鴨の出汁が出ていて、美味しい。
鴨肉は、女性に不足しがちな鉄分が鶏肉の約6倍も含まれており、ネギのビタミンCとの組み合わせは血液を作るヘム鉄の吸収が促進される最強の組み合わせ。
そりゃ、鴨もネギ背負ってくるわー。
「楽しかったし、美味しかったです!皆さん、ごちそうさまでした!!」
さて。
この場所で蕎麦打ちを見て、何人のビジネスマンが我が老後を思い描いただろうか。少なくとも、私たちには趣味の範疇に収めるべきものだと感じた。
3.総評
今日、お邪魔した「手打蕎麦渡邊」は、職人技を鑑賞しながら食事ができる蕎麦屋さんだった。
蕎麦打ちは、骨が折れる作業の連続に耐えうる職人気質な人にとってはセカンドライフの趣味に良いかもしれない。だが、仕事として蕎麦打ちに向き合った結果、それが人生の楽園になるかどうかは本人次第だろう。
今回の取材を通して、私たちは、美味しい蕎麦を食べ歩く健康な身体を維持していくことを誓った。
今回ご紹介したお店の情報はこちらから。
160-0023
東京都新宿区西新宿1-12-10八洋ビル1階
日曜日
11時~21時30分
JR新宿駅から徒歩3分
03-3348-9126
以上、【定年後のセカンドライフを考える、手打蕎麦渡邊へ行ってみた!】と題して西新宿にある蕎麦屋さんにお邪魔しました。職人による蕎麦打ちが見たい方はぜひ、お店に足を運んでいただければと思います。
こんな記事、読んでないで #仕事しろ
推しごと講座はまた、次回。お楽しみに!
おしまい